「キッスだけでいいよ」のワンクール、終った、いよいよ…
この作品を決めたのは、2019年9月、ある劇団の演劇関係の蔵書数百冊の中から、候補作を10冊ぐらいに絞り、4名で手分けして読み話し合い決めた。確かにこのドラマ、衝撃度は大きな高低差はない、が流れている人間の体温の温かさは、なんとも人をして「人間っていいなあ、やさしいって素晴らしいなあ」って思わせてくれる作品、読んで評に私など「3回泣いた、これやりたい」と素直に書いたぐらい。 今回は足掛け3年掛けて作ってるような作品、最初にもったイメージとどんどん変わってきている、深まってきている、それぞれのセリフのもつ意味と、総じて各場面ごとの意図する背景と、それが何を構成しようとしていて、最後に何がいいたい、何を伝えたいのが、ワンクール終えて鮮明に浮かんできている。 昨日、日曜日の劇団神戸での稽古、少し早めに終わった(とはいえ、1時から始め、6時半までみっちり、このところ演出の小森ちゃん、我々の年考えず休憩は軽く10分ぐらいとるぐらい、それもこの5時間半に2回だけ…どうよこのスポコンみたいな稽古ぶりは。世のなか、働き方改革なんていってるときに、ここは未だ昭和…