稽古雑感No.1

January 13, 2019

お遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。

2019.01.12(土)13:00~「葬儀はキャンセルできない」キックオフ稽古雑感No.1 in道化座アトリエ

 

何時もの事だが、こまごまとした事柄を少しずつクリアーしながら積み上げていかねばならないプロデュース公演vol.6。その稽古がスタートした。

 

今年は劇団も創立6年目。今までと一寸違った新しい取り組みにチャレンジしようと思う。それは、集団で上演する作品の内容を潤色していく、つまり、より豊かなものに練り上げていこうという取り組みだ。

 

上演を決めた原本には、現代に生きる僕たちに鋭く突き刺さる視点があるのだが、少し手を加えたいという気持ちにさせるところがある。一手に僕が引き受けて上演台本に潤色すればいいのかもしれないが、残念ながらそのような実力は今の僕にはない。なら「みんなに手伝ってもらえばいいじゃないか」ということだ。

 

自分の役処とそれに関わる相手役などの台詞や行動を、加筆したり豊かにしていくということは、本をよく読み込まねばできぬことで、それができるとなれば、より深い創造へ、良質の舞台へと誘ってくれるものと思うのだ。

 

いまひとつ、新しいつながりが生まれた。

昨年のプロデュース公演vol.5「Dear my papa」を観て、高槻の市民劇団「水曜の家族」の田村さんが客演くださること。また同様に新たに劇団員になった朝山さんが参加することだ。

僕の知る神戸を主とするつながりを超えた新たな広がりは、これまで地道に、懸命にいい舞台を創ろうと努めてきた私達の5年間の活動への賜物として大切にしていきたいものだ。

6年目を迎える劇団にとっても、また個人にとっても大きな励みになる。

 

年末、悲しい知らせが届いた。神戸職演連の菊池正一さんが亡くなられた。働きながら芝居を続けることへの意気込みを教えてくれた目標の人だった。晩年、杖を突きながらも、自分の思うところに赴き学習する、大きな男優であった。棺に眠った顔を覗くと、温和な表情ながら、今にも「しっかりしろよ!」と、何時もの大声が聞こえてくるようだった。

一方、賀状で嬉しい一言を頂いた。「なかなか手広く頑張っているようでいいですね」と。尊敬してやまない方から、なくなって久しい賀状の一言が、たまらなく嬉しかった。もう頼るまい、自分がしっかり立ってゆくことこそ第一なんだと思ってはいたが、やはり褒めれれて、認められることは嬉しいものだ。

 

確実に時は進んでいるのだ。

今年も頑張れる! いいものを創り出せる。そんな思いを胸にキックオフに挑んだ。

残念ながら写真を取り忘れた。

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